ガス料金の仕組み
ガス料金の場合、電気、水道と違い、基本料金(使用量に応じて一定額を支払う料金)は使えば使う程高くなりますが、単位料金(使った分の料金)は安くなります。
計算方法は、
ガス料金=基本料金+(ガス使用量×従量料金単価)+消費税(税込み表示でない場合)
東京都の場合、
1か月のガス使用量 | 基本料金(1か月あたり) | 単位料金(1立法メートル(m3)あたり)* |
0m3〜20m3 | 724.50円 | 138.64円 |
21m3〜81m3 | 1,083.60円 | 121.09円 |
82m3〜204m3 | 1,365.00円 | 117.66円 |
205m3〜512m3 | 2,499.00円 | 112.12円 |
5123〜818m3 | 5,806.50円 | 105.66円 |
818m3以上 | 13,786.50円 | 95.90円 |
(税込み表示)平成19年6月時点、東京ガスより)
電気、水道と違い、使用する量が増える程、単位料金は安くなります。ただ、基本料金は上がるので、節約するに越した事はありません。
地域によって料金が違う
ガス料金は、地域によって違い、東京の3倍くらい高い地域もあります。
地域別ガス料金比較(1月60立法メートルで比較)
基本料金 | 単位料金(1m3あたり)* | |
東京ガス | 1083円 | 121.09円 |
大阪ガス | 1375円 | 125.67円 |
名古屋(東邦ガス) | 1837円 | 134.64円 |
札幌(北海道ガス) | 1279円 | 175.47円 |
広島ガス | 1281円 | 188.01円 |
福岡(西部ガス) | 1501円 | 181.94円 |
一概には言えませんが、東京、大阪、名古屋などの大都市近郊は料金も比較的安く、地方都市の方が高い傾向にあるようです。
余談になりますが、自分が調べた中で一番料金の高かった場所は、天草市で、1立法メートル当たりの単位料金は東京の3倍近い料金がかかります。
また、供給するガスの種類などでも、料金に大きな開きがあります。
四国ガスを元に比較して見ると、天然ガスの場合と、そうでない場合の料金に、大きな開きがある事が分かります。
あまりに料金が高い場合は、ガスより、石油、電気を多用した方が安く済む場合もあるので、請求書を見て比較してみましょう。